今や全国的に蓄積量が減りつつある赤松。
ですが長野県にはまだ多くの赤松が存在しています。
しかも松にしては、比較的まっすぐに伸びたものが多いのが特長です。
下の写真はほぼ赤松の純林で、見事なものです!
管理している山の入り口付近にて。雨上がりで、空気が澄んでいる中に、木漏れ日が差し込み、なんとも言えない神々しい様子で、思わず撮った一枚です。
「エゴ」という名前の木。中低木で、下向きに白い花が咲いて、花の時期になるととてもきれいです。あまり大きくならないので、庭木にすると手ごろな木だと思います。
まさに今出てくる所? ナラの木の中で幼虫になり、さなぎになり、成虫となったカミキリムシが、今まさに木から出ようとしているところみたいです。
他にもたくさん穴が開いており、その中の一つに、頭だけ出しているのを見つけました。
カメムシは触ると臭いので、一般的には嫌われ者ですが、中には写真のような美しい色と模様を持ったものもいます。どう進化したらこういう色と模様になるのか?とても不思議に思います。
一本の唐松のほとんどすべてに藤が絡みついています。植えたあとの管理がされておらず、藤が上って巻き付いてしまった状態です。
立ち木の価値としてはほとんど無いも同然だと思いますが、パッと目を引く紫の花の美しさでした。
例年、5月の中旬頃からニセアカシアが開花します。樹木の中では比較的遅い方です。
白い花がびっしりと付いて、なかなかきれいなものです。
花のはちみつは養蜂家にとってとても大切な蜜源のようです。
ただ、この木は外来種ですので、どうも日本の里山の風景には似つかわしくない感じがします。
6月は白い花が多い。「コアジサイ」の花もこの時期に咲いて、白く可憐でかわいい花を咲かせる。管理している山にこの花が集中して咲く場所があり、毎年目を楽しませてくれる。
アジサイは品種改良されたものや西洋から入ってきたものが多くありますが、こちらは何も手が入っていない、固有のものです。
「ヤマボウシ」も6月に白い花を咲かせます。広い空き地で葉を広げるように伸び伸び育つと、その枝いっぱいに花をつけるので、とても華やかです。そして秋には実を付けて、これが甘くておいしい! その一方、樹高が伸びる木ではないので、家の庭に植えるにはお勧めの木です。
「ノリウツギ」も白い花を咲かせる。
ウツギというのは、「空木」と書き、幹の中が空洞なので、中が空(から)という意味でウツギという名前が付いたらしい。昔の人はその特徴をよくとらえているものだと感心する。
そしてノリというは、「糊」で、樹皮をむくと中はべたつく樹液で、昔はこれを糊として使ったことから「糊空木(ノリウツギ)」の名が付いたらしい。