今までに手がけた事例の一部です。整備の参考にどうぞ。
30年、継続して整備、管理の山。
必要な事を必要に応じて整備していますので、資産としての価値はかなり高い山になってきました。
私の考える理想の山の姿となってきました。管理している中で、最上級の山。
当初、一面カヤに覆われており、中に全く入っていけない状態。まずカヤを刈るところから始める。中にある木を整理し、必要な所には植林して整備。現在、公園と言えるほどの綺麗な山になっています。
初めは一面「カヤの原」だったとは、写真からは想像がつかないと思います。
こちらの林は長年手が入っておらず、非常に混みあった状態でした。そこでまずは間伐。
残す木にピンクテープを巻き、その成長を阻害している周囲の木を伐採。伐採した木は売れるものは出し、それ以外は等高線に平行になるように整理。(土留めを兼ねる)
光が入り、歩きやすく、将来に期待が持てる林になりました。
赤松の林。長年放置されていたため、一面灌木の林になっており、入っていくこともできない状況。まずは灌木を伐るところから。すると中の赤松が浮かびあがってきました。
主林木の赤松を少し間伐し、桜や楓、栗、ナラなどを残しつつ整備した山です。
赤松林。この林は「ツル」がものすごく繁殖しており、ほとんどがツルに絡まれている状態。
ツルも放置しているといつの間にか太くなり、場合のよっては木を枯らしてしまいます。この林はツルが大きくなりすぎて上部を外すことが出来ないので、根元に近いところで伐って、あとは自然に枯れるのを待つことにしました。もちろん、また新たなツルが登り始めるので、継続管理が必要です。
整備前はかなり混み合った状態。林齢もかなり経過しており、樹高も30m近く。こうなると背が伸びすぎて、細い木は少しの枝葉しかついていない状態。
こうなると横方向への成長は期待できないので、細い木から伐採開始。
「獣害が減った。」との声
最近は、里山に近い集落では、鹿、猿、イノシシなどが畑に出てきて作物を荒らす「獣害」と呼ばれる被害が広がっています。
山に人が入らず、荒れた状態であることも原因の一つ。今回整備した近くの集落では、「見通しが良くなったせいか、獣害がなくなった」と喜びの声をいただきました。
動物たちも、人が活動して整備されている状態だと近づきにくいようです。
家の前の木が大きくなって景色が見えなくなり、日も当たらなくなったとの事。斜面下には電線があるので電力会社に連絡し電線をはずして伐採。電線をはずす場合は、短時間で済ませる必要がありますのでかなり忙しい伐採になります。
継続して管理させていただいている山。
5年前に最初の間伐。再び混んできたので、2度目の間伐。
間伐後も成長するので、やはり継続管理が必要です。いいタイミングで間伐できたので、今後もより一層成長が見込めます。
一部を皆伐(すべて伐ること)し、伐った木を搬出し、枝葉を片づけてから植林した様子。苗木は初めは50センチほどしかありません。新たな「やまづくり」が始まります。
この場所は鹿が多い場所で、通常サイズの苗木だとすぐに食べられてしまう場所でした。対応策として、3m位ある大きな苗木を植えて、獣害を防ぐために樹脂製の網を巻きました。
鹿の多い場所では通常の植林ができないため、こういった処置が必要になります。
この場所は、ある時期、熊による皮はぎ被害が出た場所。
皮をはぐ理由はよく分かっていませんが、春に木が水をあげ始めて、皮がはぎやすくなった時期に起こります。一つは、その時期はまだ山に食べるものが少ないから。中の樹液から何かの栄養を補給しているという話があります。がはっきりしません。
今回70年生のヒノキ林で起こりました。
せっかく長年手を入れてきた木が皮をはがれてしまうと、もうその木はそこから腐り始めてしまうので、伐るしかありません。そのため樹脂製のガードを取り付けて、被害を防ぐことにしました。