最近の事例

2023年 事例1

大きく張り出した大きな枝。このままでは林内に引っ張り込めない。

 道を挟んで隣にリンゴの果樹園があり、そちらに向かって赤松の枝が大きく張り出しており、松枯れの進行が進む地域のため早期に伐採する必要があった。

 ただ、張り出した枝が大きすぎて林内に引っ張り込むのが難しいため、まずは枝を切ることから始める事にした。

左上は枝を下ろしている様子。右上は枝を下ろした後の様子。これでようやく林内に引っ張り込めるようになりました。森林整備に付随して必要に応じてこんな事も行っています。

2023年 事例2

同じく道沿いのヒノキの枝落下ろし。左上が施業前、右上が施業後。車の通行の支障になる事と道向かいの田んぼの日当たりが悪くなっているという事で枝下ろしを実行。道沿いの木は日が良く当たるので、枝もすくすくと育ち太くなっているケースが多い。加えて幹は「うらごけ」で元と末の太さが極端に違い、形もごつごつしていて建築用材としては良くない。枝が多く出ているのでむしろ風除けと考えた方がいい。今回も伐るのではなく風除けとして残すことをお勧めした。

2023年 事例3 

倒木。撤去。林の縁に立っていた傾いた桜の木。根元が腐っており、風の影響で倒れた様子。幸いフェンスを壊した程度で済んだ。電線や建物、ましてや人災が無くて幸い! ほんとはこうなる前に処理できるといいのだが。本来の山造りではないけれども必要とされて行った事例を3つ。

毎年冬期に出荷の赤松

製材所に運んで積んだところ。表面に傷か無い。小口に見える赤や黄色は目印にした塗料。

毎年期間限定で出荷している赤松。時期は赤松の休眠期にあたる11月から2月位まで。用途は「太鼓梁」と言って、丸太の両側を製材して取り除き、横架材として使用する。上下は皮をはいで見える(見せる)面になるので、傷がつかないように伐倒も造材も集材も出荷の際も丁寧に扱う。

赤松はなかなか直材が採れないが、今回出荷したものは直材が多く珍しい。